人が先か業務が先か問題。

ついに解決か!?

雇用率も上がり、採用を勧めたい企業様からのお問合せや、ご相談を受けるのですが…。

障がい者雇用での、採用経験が殆どなく、これから進めなくては…という企業様からよく聞くお言葉があります。「できれば、身体の方で…その人に合わせて業務を…」というお言葉。

それについて私なりの(今のところの)答えを記します。これから取り組む企業のご担当者様の参考になれば…嬉しいです。

求める人物像は??

初めて障がい者雇用に取り組む企業様に「どんな仕事がありますか?」と聞くと、多くの場合…「その方に合わせて、お仕事を準備します」と言われます。

「その方って??どんな?」と、求める人物像をと聞くと

「できれば、身体の障害の方で、ある程度自分で判断出来て完結できる方でしたら…」

そうですね…ある程度自分で判断と完結ができる方が来てくれれば、その方に合わせた業務を出すことも可能かもしれません。

が…、そのレベルで働ける人は、もうどこかで働いているのです…。

そして、障がい者雇用ではない、採用を考えてみてください。例えば、パートさんを採用したい…社員を増やそうか…など色々あるかと思いますが。

「この業務ができる人」「ここをカバーしてくれる人」など、想定している業務がありませんか???

求職者の目線

転職活動、お仕事を探している人は、「どんなお仕事があるのか?」「それは自分に出来るのか?」「通える場所なのか?」等、自分にできるかどうか、チャレンジの幅の中にその業務、会社があるのか、条件は?福利厚生は…などたくさん比較検討しています。

沢山ある会社の中から、お仕事探しをする人々に、貴社を知って貰うためには、「どんなお仕事があるのか」を、何はともあれ、はっきりさせた方が、説明しやすく、伝わりやすく、見つけられやすいです!

つまり、答えは…

業務が先!!!!

「人に合わせて業務を出します…」という事であれば、どんな人にでも出せるほど、たくさんの業務の種類があれば、きっと採用に繋がっていくと思います。

しかし、その候補となる業務にも「あれと~、これと~…」とある程度決まっている範囲があるのではないでしょうか??そこを深堀してみましょう!

つまり順番はコレ!

①「軸」になる業務をまずは決定する!!これが一番先です!

②その業務に必要な力を洗い出す

③環境や対人面等の必要な要素を考察

「軸」を作りましょう!!軸ができれば、「あ、これもできるかも」「こんなことしてくれたら、助かる~、ありがたい~」の枝葉が広がって、「その人に合わせて仕事が出せます」に近づいていきます。

そして、やってほしい業務の内容によっては、身体以外の方々の持つ力が大きな力となる可能性もあります。

経験がないから…

知的障がい、精神、発達障がいの方々に会ったことがないから…

身体のマヒに対する配慮や心配りは想像しやすいけど、見えないもの、関わった事がない人に対しての心配りは想像できない…

もし、求める人物像の選定に対して限定的になる理由が、このような理由で、大きな割合を占めている様でしたら…ぜひ、一度廣田までご連絡下さい!

一緒に作業所に作業に行きましょう!みんなと一緒に作業をして、どんな人なのか、知りましょう!一生懸命作った商品を一緒に販売して、どんな力があるのか、何が難しいのか…実際に一緒に感じてみませんか?

移行支援に行って、一緒にトレーニングを受けてみましょう!自分と向き合うという事がどんなに大変で、大切か…同じ時すごしてを感じてみませんか?

ヒントは自分の脳みその外に…

私たちは、時に、自分の中にある情報だけで想像して、判断しがちです。WEBで検索したり、本で読んだり、人に聞いたり…。それも大切な事ですが、それだけで判断してしまうと、いろんな意味で「思ってたんと違う…」に遭遇します。

軸となる業務を見つけたら、人と出会いに行きましょう!

軸の見つけ方、人との出会い方を素早く充実させたいな~と思った方は、廣田まで!ご連絡お待ちしています。